Yama Sauvignon
主な原産地: Yamanashi
野生のヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンの日本での交配品種。
ヤマ・ソーヴィニヨン(Yama Sauvignon)は日本固有の赤ブドウ交配品種で、日本の野生種ヤマブドウ(Vitis coignetiae)とカベルネ・ソーヴィニヨンを交配して育成されました。日本の厳しい気候条件(高湿度、台風、病害)に適応しながら、独自の野生的な果実感を持つワインを生みます。
山梨県果樹試験場(現:山梨県農業技術センター)が20世紀後半に交配育成した品種です。ヤマブドウは北海道から九州まで日本の山野に自生する耐寒・耐病性の強い野生種で、その強健さとカベルネ・ソーヴィニヨンの品質を組み合わせることを目的に開発されました。現在は山梨県を中心に少量生産されています。
日本の高湿度な気候に対して比較的耐性があり、ヤマブドウの遺伝形質が耐病性と耐寒性をもたらします。果粒は小さく果皮は厚め。収量は低く、日本の産地での有機的・自然農法への適性も期待されています。
ワイルドベリー(野性的な黒果実)、ハーブ、スパイス、大地のアロマが特徴的で、カベルネ・ソーヴィニヨンより野性的でユニークな印象を与えます。タンニンは中程度、酸はやや高め。独自の「ジャパニーズ・テロワール」を体現するスタイルで、日本固有品種の個性を強調した醸造を行う生産者の間で注目されています。
野性的な個性から和食の濃い味付けの料理との相性が良く、すき焼き、牛肉の味噌漬け焼き、鴨南蛮そば、醤油ベースの煮込み料理などと合わせると品種の個性が引き立ちます。ジビエ料理(鹿肉、猪肉)とも相性が良いです。