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黒ブドウ

ツヴァイゲルト

Zweigelt

オーストリアで最も多く栽培される黒ブドウ品種。ブラウフレンキッシュとザンクト・ラウレントの交配で、チェリーの果実味を持つ。

概要

ツヴァイゲルト(Zweigelt)はオーストリアで最も広く栽培される赤ブドウ品種で、国内赤ワイン用品種の中でシェア第1位を誇ります。ブラウフレンキッシュ(Blaufränkisch)とザンクト・ラウレント(Sankt Laurent)の交配種で、チェリーの果実味と柔らかなタンニンを持つ飲みやすいスタイルから、凝縮感のある熟成型まで幅広いスタイルのワインを生みます。

歴史と原産地

1922年にオーストリア・クロスターノイブルクのフリードリヒ・ツヴァイゲルト博士がブラウフレンキッシュとザンクト・ラウレントを交配して育成した品種です。「ロートブルガー(Rotburger)」とも呼ばれます。育成後半世紀で国内最多栽培品種の座に就き、オーストリアワインの国際的普及に大きく貢献しました。

栽培の特徴

オーストリアのニーダーエスタライヒ(下オーストリア)、ブルゲンラント、シュタイアーマルクなど全産地で栽培されます。早熟型で収量は安定して中〜高め。大陸性気候の霜には比較的強く、浅い石灰岩・砂質土壌でもよく育ちます。両親品種の中間的な性格を受け継いでおり、栽培しやすい品種として醸造家に重宝されています。

香りと味わい

チェリー、ラズベリー、スミレのフレッシュなアロマが特徴で、スパイス(コショウ、クローブ)やハーブのニュアンスも加わります。タンニンは柔らかく、酸は爽やか。ヤング・ドリンキングタイプから始まり、ノイジードラーゼー湖畔などの高品質産地では長期熟成に耐えるリッチで複雑なスタイルも生まれます。

代表的な産地

  • ノイジードラーゼー(ブルゲンラント):湖の温暖な影響で凝縮感のある高品質ワイン
  • クレムスタール、カンプタール(ニーダーエスタライヒ):石灰岩質土壌でミネラル感のあるスタイル
  • クラッハ(ニーダーエスタライヒ):テルメンレギオン内の優良産地
  • 南シュタイアーマルク(シュタイアーマルク):フレッシュでエレガントなスタイル

相性の良い料理

オーストリア料理全般と好相性で、ヴィーナーシュニッツェル(仔牛のカツレツ)、ターフェルシュピッツ(牛肉の塩茹で)、グラッシュ(ハンガリー風ビーフシチュー)、オーストリア産コールドミートとよく合います。果実感が豊かなスタイルはピザやパスタとも楽しめます。

特徴

色

黒ブドウ

主な香り

チェリー
ラズベリー
スミレ
スパイス
ハーブ

味わいの特徴

チェリー
ベリー
柔らかなタンニン
フレッシュ
フルーティ

ツヴァイゲルトを使ったワイン

ブラウアー・ツヴァイゲルト・ドイツ・トロッケン

ベルナール・パヴィス

赤

ツヴァイゲルト・エクスキジット

ヴァインヴルムス

赤

コンクリート・ロット

マインクラン

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ジュディス・ベック

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赤