# 石灰岩の稜線に朝日が差す、コルトン・シャルルマーニュ2022の気高い白

> ルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュ2022は、コルトンの丘が生む緊張感と、コート・ド・ボーヌらしい厚みが同居する偉大な白ワインです。名門の歴史、畑の個性、熟成力までを丁寧に解説します。

## Metadata
- URL: https://budou-log.com/reviews/louis-latour-corton-charlemagne-2022
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- Published: 2026-06-06T04:01:05.516+00:00
- Updated: 2026-06-06T04:03:02.969069+00:00
- AI-generated: true
- Author: BUDOU-LOG編集部

## Wine
- Name: Louis Latour - Corton-Charlemagne 2022
  - Producer (JA): ルイ・ラトゥール
  - Label (JA): コルトン・シャルルマーニュ
- Type: white
- Region: サントネ (https://budou-log.com/regions/santenay)
- Producer page: https://budou-log.com/producers/louis-latour
- Price (JPY): 21250〜28750

## Tasting Note
- Score: 93/100
- Appearance: 淡いレモンイエローに金色の輝きが重なり、若々しさの中に緻密さと厚みを感じる外観。
- Aroma (first): 白い花、レモンピール、青リンゴに、火打石や湿った石灰の硬質なミネラルが立ち上がる。
- Aroma (development): 時間とともに熟した洋梨、白桃、ヘーゼルナッツ、バターのニュアンスが現れ、樽由来のヴァニラが溶け込む。
- Taste (attack): 鮮烈な酸が先導し、凝縮した果実味がすぐに続く。
- Taste (mid): 厚みのある果実と塩味を帯びたミネラルが中心を支え、クリーミーな質感の中に緊張感が保たれる。
- Taste (finish): 長く伸びる余韻に、柑橘の皮と樽香、石灰質の清涼感が残る。
- Serving temperature: 10-12度
- Decanting: 30分
- Levels (1-5):
  - Tannin: 1
  - Acidity: 4
  - Sweetness: 1
  - Body: 4

## Article

## 石灰の丘に刻まれた白い王冠、2022年コルトン・シャルルマーニュ

### ルイ・ラトゥールという名門の歩み

ルイ・ラトゥールは1797年にコート・ド・ボーヌのオーセールで創業した、ブルゴーニュでも屈指の歴史を持つネゴシアン兼ドメーヌです。現在はボーヌを拠点に、特にコート・ド・ボーヌの銘醸地で強い存在感を示しており、コルトンの丘に広大な自社畑を持つことでも知られています。とりわけ赤のコルトンと白のコルトン・シャルルマーニュは、同社の名を世界に押し上げた看板銘柄です。

ルイ・ラトゥールの哲学は、伝統を守りながらも畑の個性を明確に映すことにあります。自社の樽製造設備を持つことで知られ、木材の選定から熟成まで一貫した品質管理を行う姿勢は、ブルゴーニュの大手生産者の中でも際立っています。長年にわたり国際市場で高い評価を保ってきたのは、安定感だけでなく、格付けや産地の格を押し出す明快なスタイルがあるからでしょう。

### コルトン・シャルルマーニュに宿る丘とシャルドネの緊張感

コルトン・シャルルマーニュは、コート・ド・ボーヌの丘陵地、アロース・コルトン、ラドワ＝セリニィ、ペルナン＝ベルジュレスにまたがる特別なグラン・クリュです。使用品種はシャルドネのみ。石灰岩と泥灰土が入り混じる斜面、特に上部の痩せた土壌が、引き締まった酸とミネラル感をワインに与えます。冷涼な高台に位置するため、豊かな果実味の裏側に、常に張りつめた輪郭が感じられるのが特徴です。

ルイ・ラトゥールのこの銘柄は、畑の骨格を素直に表現する方向で造られる傾向があります。一般的には、果汁を丁寧に圧搾し、樽発酵と樽熟成を組み合わせ、ブルゴーニュ樽で熟成させるスタイルが採られます。新樽の比率は過度ではなく、果実と石灰質土壌の印象を損なわないバランスが重視されるとされています。結果として、重厚でありながらも、ただの濃さでは終わらない立体感が生まれます。

2022年はブルゴーニュ全体で成熟度に恵まれた年とされ、白ワインも果実の豊かさと酸のバランスが良好だったと評価されています。この銘柄においても、早熟な魅力と熟成による奥行きの両立が期待されるヴィンテージです。市場価格が約2万5,000円という点を踏まえると、偉大な白の入り口としては十分に説得力のある一本です。

### グラスの中の物語

グラスに注ぐと、色調は淡い黄金色から、やや濃いめの麦わら色へと移ろいます。若々しい2022年らしく輝きは十分ですが、コルトン・シャルルマーニュらしい凝縮感のため、粘性もはっきり感じられるはずです。第一香では、白い花、レモンピール、青リンゴ、白桃の気配が立ち上がり、時間とともにヘーゼルナッツ、火打石、バター、軽いトースト香が重なっていきます。

口に含むと、アタックは明快で、果実のふくらみより先に、張りのある酸が輪郭を描きます。中盤では熟した洋梨や柑橘の果肉、蜜を思わせるニュアンスが現れつつ、石灰由来の塩味とスモーキーなミネラル感が芯を通します。余韻は長く、白い果実、ナッツ、ほのかな樽香が静かに続き、飲み込んだ後も口中の温度をじわりと上げていくようです。若いうちは緊張感が魅力で、熟成によってさらに深みを増すタイプといえます。

### 食卓を彩る料理と、気品を引き出す組み合わせ

このワインには、旨みと火入れのある料理がよく合います。たとえば、ホタテのポワレ・焦がしバターソースは、甘い貝の旨みと樽由来の香ばしさが響き合います。ほかにも、オマール海老のロースト・サフランクリーム、舌平目のムニエル・レモンとケッパー、仔牛のロースト・マッシュルームソースなどが好相性です。

チーズであれば、コンテ24か月以上のような熟成ハードチーズが最も王道でしょう。料理全体としては、バターやクリームを使いながらも、過度に重すぎない仕立てが向いています。魚介なら白身魚や甲殻類、肉なら鶏や仔牛、あるいは白トリュフを添えたリゾットなども、ワインの奥行きを引き出します。しっかりした輪郭があるため、単なる「白ワイン向き」の料理ではなく、ソースと火入れの質が問われる一本です。

### コルトンの丘、アロース・コルトン、ラドワ＝セリニィが育てる偉大な白

コルトン・シャルルマーニュの中心は、コート・ド・ボーヌの北端にそびえるコルトンの丘です。アロース・コルトン、ラドワ＝セリニィ、ペルナン＝ベルジュレスの三村に広がるグラン・クリュで、斜面の向きや標高差により表情が変わります。石灰岩の多い上部斜面は緊張感を、やや深い土壌の区画は厚みを与えるため、ひとつの銘柄の中に複数の顔が宿るのが魅力です。

この地は、シャルルマーニュ大帝が白葡萄の植栽を奨励したという伝承でも知られ、名前そのものがブルゴーニュの歴史と結びついています。冷涼な風と十分な日照、そして水はけの良い斜面が、シャルドネに凝縮感と長い熟成ポテンシャルをもたらします。2022年のように果実がしっかり熟した年には、産地の骨格がよりくっきりと表れ、若さの華やかさと将来の偉大さが同居します。

ルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュ2022は、今すぐの充実感と長期熟成の両方を視野に入れられる、ブルゴーニュ白の核心を示す一本です。
