Altesse
主な原産地: Savoie
サヴォワ地方の品種。蜂蜜のようなアロマと深いミネラル感を持つワインを生む。
アルテスはフランス・サヴォワ地方の固有白ワイン用品種で、「ルセット(Roussette)」とも呼ばれる。蜂蜜のような豊かなアロマと深みのあるミネラル感を持ち、サヴォワのアルプス山岳テロワールを反映したエレガントなワインを生む。
サヴォワ地方(現フランス南東部)が原産とされる。一説ではキプロスに起源があるとも言われるが、現在はサヴォワの在来品種として定着している。ルセット・ド・サヴォワAOCおよびシャンベリー近郊のルセット・ド・サヴォワのムーリーヌ(Monterminod)でその品質が認められている。
晩熟品種で、アルプス山麓の冷涼な気候に適応している。ローヌ川やエクス川沿いの急峻な斜面、石灰質・粘土質土壌で育つ。ベリーの時期が長く、十分な成熟を待つことで複雑さが生まれる。栽培は難しいが、品質ポテンシャルは高い。
アカシアや白い花の繊細な花のアロマに、蜂蜜、柑橘(ベルガモット)、ハーブのニュアンスが重なる。後に現れる独特のミネラル感が品種の個性を際立てる。酸味はしっかりとして骨格を与え、ミディアムボディの構造的なスタイル。熟成によりナッツや蜜蝋のニュアンスが加わる。
フランスのルセット・ド・サヴォワAOCが唯一の法定産地。サヴォワの中でも特定の村(フランジー、マレステルなど)での生産が評価されている。スイスのヴォー州でも限定的に栽培される。
サヴォワのアルプス料理との親和性が高く、ラクレット、フォンデュ、グラタン・ドーフィノワなど山の料理と自然に調和する。川魚(マス、イワナ)のムニエルや地元のチーズとも伝統的な組み合わせ。