Dolcetto
主な原産地: Dogliani
ピエモンテの早熟品種。まろやかでフルーティー、ビター・アーモンドの余韻を持つワインを生む。
ドルチェットはイタリア・ピエモンテ州の代表的な黒ブドウ品種で、バルベーラやネッビオーロとともにこの地方のワイン文化を構成する。名前は「小さな甘いもの」を意味するが、実際のワインは辛口でビターアーモンドの特徴的な余韻を持つ。
ピエモンテ州に古くから根付く在来品種で、特にドリアーニ、ランゲ、アルバ周辺が中心産地。ネッビオーロの栽培が難しい日当たりの悪い区画に植えられることが多かった。
早熟な品種で、ネッビオーロより2〜3週間早く収穫を迎える。比較的管理しやすいが、高温乾燥が続くと熟しすぎる場合がある。酸はネッビオーロやバルベーラより低めで、pHが高くなりやすい。
ブラックベリー、プラムの凝縮した果実香に、リコリス、アーモンド、スミレのニュアンスが重なる。口に含むとタンニンは柔らかくまろやかで、後味に特徴的なビター・アーモンドのほろ苦さが残る。
ドルチェット・ダルバDOC、ドルチェット・ディ・ドリアーニDOCG、ドルチェット・ディ・ランゲ・モンラッケーゼDOCGが主要産地。
バーニャ・カウダ(温かいアンチョビディップ)やポルチーニのリゾットと好相性。ピエモンテの伝統料理、フリット・ミスト(揚げ物盛り合わせ)とも合う。