Grillo (Marsala)
主な原産地: Marsala
マルサラ生産に使われるグリッロ。酸化熟成によるナッツの香りのワインを生む。
グリッロ(マルサラ)はシチリアのグリッロ品種をマルサラ製造(酒精強化・酸化熟成)に特化したスタイル。コニャックやシェリーと並ぶ偉大な酒精強化ワインの原料として、アーモンド・蜂蜜・ドライフルーツの複雑な酸化熟成香を持つワインを生む。
シチリア島西端のマルサラ(トラパニ近郊)が産地で、18世紀後半に英国商人ジョン・ウッドハウスによって発見・輸出向けに商業化された。ナポレオン戦争時代の船積み保存用に酒精を添加する方法が確立され、シェリーやポートと並ぶ酒精強化ワインとして世界に知られた。
グリッロ(辛口用)と基本的に同じ栽培管理だが、マルサラ向けには果実の完熟と糖度を高めに保つことが求められる。
アーモンド・柑橘・蜂蜜・ドライフルーツ・ハーブの複雑で酸化熟成由来のアロマが特徴。口中はナッティでリッチ、フルボディの甘みと酸のバランスが独自の世界観を作る。スタイルはセッコ(辛口)からドルチェ(甘口)まで。
シチリア島マルサラ(マルサラDOC)が唯一の産地。