Nerello Mascalese
主な原産地: Etna
エトナ山のエレガントなシチリア品種。ピノ・ノワールのようなワインを生む。
ネレッロ・マスカレーゼはシチリア島・エトナ火山の固有黒ブドウ品種で、「シチリアのピノ・ノワール」とも称される。火山性土壌と高標高から生まれる赤系果実のエレガントな香りときめ細かいタンニンが世界的に注目される。
エトナ山麓(マスカーリ周辺)に古くから根付く品種で、フィロキセラが到達しなかった地域には100年以上の自根老樹が今も現役で生育している。2000年代以降のエトナワイン復興の中心品種として一躍世界的に評価が高まった。
標高500〜1000mのエトナ山麓の急峻な斜面(クントレーダ)に伝統的なアルベレッロ(ゴブレ型自立)仕立てで栽培される。玄武岩質の火山性土壌と昼夜の温度差が品種の繊細さを生む。
レッドチェリー、ドライハーブ、ブラッドオレンジ、スモーク(火山灰)、火山性ミネラルの複雑で際立った香り。口に含むとザクロやチェリーの果実味が軽やかに広がり、きめ細かいタンニンとミネラルの長い余韻が特徴的。
イタリア・シチリア州エトナDOCが唯一の産地。北面(コントラーダ・ノルド)と南面(コントラーダ・スッド)でスタイルが異なる。
シチリアの魚介料理(メカジキのグリルやイカのスミ煮)と抜群の相性。地鶏のロースト料理や地元の熟成チーズとも楽しめる。