Terret Noir
主な原産地: Languedoc
古くからあるラングドックの品種。柔らかな果実味の軽快でフレッシュなワインを生む。
テレ・ノワール(Terret Noir)は南フランス・ラングドックで古くから栽培されてきた赤ブドウ品種です。軽快でフレッシュ、ハーブと赤果実のアロマが特徴で、単独よりもグルナッシュ、シラーなどとのブレンドに使われることが多い補助品種的な存在です。
ラングドックを原産とする在来品種で、カタルーニャや南仏で数百年の栽培史があります。19世紀のフィロキセラ禍以降は大量生産向けに栽培されましたが、20世紀後半以降は品質重視の動きの中で栽培面積が減少しています。ミュスカデで有名なテレ・ブランと同一の品種ファミリーに属します。
ラングドックの地中海性気候に適した品種で、乾燥と暑さに耐性があります。収量は比較的高く、土壌を選ばない実用的な品種です。果皮は薄めで、色素とタンニンは穏やか。早熟型のため収穫期が早い利点があります。
赤いチェリー、イチゴのフレッシュな果実アロマにハーブ、ガリーグ、土のニュアンスが加わります。タンニンは柔らかく酸は中程度、全体に軽快で親しみやすい飲み口です。若飲み向きのスタイルに仕上がることが多いです。
軽快な構造から鶏肉・豚肉のグリル、南フランスの野菜料理(ラタトゥイユ)、タプナード付きのバゲット、シェーブルチーズなど、軽めの食事全般と合わせやすいです。