Tinta Barroca
主な原産地: Douro
ドウロの品種。ポートのブレンドにまろやかさ、甘み、濃色を与える。
ティンタ・バロッカ(Tinta Barroca)はポルトガルのドウロ渓谷を原産とする赤ブドウ品種です。ポートワインのブレンドに欠かせない主要品種の一つで、豊かな果実の丸みとまろやかさ、深い色調をブレンドに加える役割を担います。一般にポートワインの5大品種の一つとして数えられます。
ドウロ渓谷で数百年にわたって栽培されてきた在来品種で、ポートワイン産業の隆盛とともに名声を確立しました。DNA解析によりティンタ・カォン(Tinto Cão)の子孫と判明しています。ドウロの急峻な片岩質(シスト)土壌で最良の個性を発揮し、現在では南アフリカでも栽培されています。
ドウロの急峻な段々畑(テラス)と片岩質の乾燥土壌に適応しています。樹勢は強く、ドウロの厳しい大陸性気候(夏の酷暑と冬の寒さ)に耐性があります。収量は安定して中程度で、果実は大粒で果汁が豊富。完熟時の糖度が高く、ポートの糖度を支えます。暑い年に過熟しやすい点が課題です。
濃いダークチェリー、プルーン、チョコレート、スパイスのアロマが特徴です。タンニンは柔らかく丸みがあり、甘やかなフルーツ感が前面に出ます。ブレンドにおいて口当たりのまろやかさと濃色を与える重要な役割を果たします。単一品種では果実主体のやや重めのスタイルになります。
ポートワインとして飲む場合、ブルーチーズ(スティルトン、ゴルゴンゾーラ)、フォアグラ、チョコレートデザートと古典的な相性を誇ります。ドウロの赤ワインとしては赤身肉の煮込み、子豚の丸焼き(レイタォン)、鴨料理などと合います。
ド・クランス
カレム
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