Touriga Franca
主な原産地: Douro
ドウロで最も多く栽培される品種。ポートのブレンドに果実味と香りを加える。
トゥリガ・フランカ(Touriga Franca)はドウロ渓谷で最も広く栽培される赤ブドウ品種で、ポートワインの5大品種の一つです。名称に「フランカ」とありますが、フランス原産ではなくドウロ在来品種です。トゥリガ・ナシオナルほどの凝縮感はないものの、エレガントな果実と花の香り、適度な骨格でブレンドに柔軟な果実味を加えます。
ドウロ渓谷を原産とし、DNA解析によりトゥリガ・ナシオナルとマルヴァジア・ペテのハイブリッドと考えられています。「フランカ(フランス人)」の名の由来は諸説ありますが、もっとも有力なのはかつての輸出業者との商業的な関係に由来するという説です。ドウロ全域で広く栽培される実用的な品種として重宝されています。
ドウロの急峻な段々畑と片岩質土壌に適応。5大品種の中では比較的栽培しやすく収量も安定しているため、ドウロで最多の植栽面積を誇ります。トゥリガ・ナシオナルより樹勢が旺盛で、大陸性の極端な温度差にも耐性があります。
ワイルドベリー(ブラックベリー、スランベリー)と花(すみれ、バラ)のアロマが特徴的で、ハーブとスパイスのニュアンスも加わります。タンニンは丸みがあって柔らかく、エレガントな構造を持ちます。トゥリガ・ナシオナルのパワーとティンタ・バロッカの丸みの中間に位置するスタイルです。
ポートとしてはブルーチーズ、フォアグラ、チョコレートの菓子と定番の組み合わせ。ドウロの赤ワインとしては子豚、子羊、鴨料理との相性が良く、ポルトガルの豊かな食文化を引き立てます。