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黒ブドウ

トゥルソー

Trousseau

主な原産地: Jura

ジュラの希少品種。花とスパイスのニュアンスを持つ繊細で淡色のワインを生む。

概要

トゥルソー(Trousseau)はフランス東部のジュラ地方を原産とする赤ブドウ品種です。ジュラでは「バスタルド」とも呼ばれることがあります。花とスパイスの繊細なアロマ、淡い色調と軽快な構造を持ち、近年のナチュラルワインブームでその個性が再評価されています。ポルトガルのバスタルド、スペインのメンシアと同一品種とされます。

歴史と原産地

ジュラを原産とし、少なくとも中世から記録があります。18〜19世紀にはジュラで広く栽培されましたが、フィロキセラ後の植え替えでプルサールやシャルドネが主流となり、現在の栽培面積は非常に限られています。DNA解析によりポルトガルのバスタルド(Bastardo)とスペインのメンシア(Mencía)と同一であることが判明しており、イベリア半島でも古くから栽培されていたことが確認されています。

栽培の特徴

ジュラの石灰質と青色泥岩(リアス)の混合土壌に適応しています。収量は低く果房は小粒で、果皮が薄く色素は少なめ。大陸性気候の気温変動に弱い繊細な品種で、病害リスクも比較的高いです。しかしこの難しさゆえに管理が行き届いた畑では際立った品質を示します。

香りと味わい

赤いチェリー、クランベリー、バラ、ゼラニウムの繊細なアロマにコショウやスパイスのニュアンスが加わります。タンニンは軽く、酸は中程度でフレッシュ。ブルゴーニュのピノ・ノワールと比較されますが、より野性的でスパイシーな個性があります。

代表的な産地

  • ジュラ(フランス):主産地、アルボワDOCなどで単一品種ワイン
  • ポルトガル:「バスタルド」としてドウロやダオンで一部栽培
  • スペイン(ガリシア):「メンシア」として広く栽培(ただし別品種説も存在)

相性の良い料理

繊細な構造から淡白な料理との相性が良いです。ジュラのコンテチーズ、鶏肉や仔牛のロースト、鴨のコンフィ、サーモンなどの脂の乗った魚介とも合います。ジュラ名物のモリーユ茸のクリームソースのパスタとの組み合わせは特に素晴らしいです。

特徴

色

黒ブドウ

主な産地

Jura

主な香り

レッドチェリー
バラ
こしょう
スパイス
土

味わいの特徴

チェリー
クランベリー
スパイス
繊細
軽やかなタンニン